ホテル九重の森下です。
本日よりコースが変わり、徳川家康が築いた浜松城(別名 出世城)の満開の桜と、日本一の生産高を誇るガーベラの花摘み体験の初日でした。
まず浜松城に行き、天守閣に登って歴史に触れた後、自由解散でそれぞれ浜松城公園内を散策していただきました。
桜は満開で澄んだ青色にとっても映えていましたよ!
今晩お花見をするらしい方々の場所取りも始まっていてのんびり寝ている方もいらっしゃいました。
また、浜松城公園内には池があるのですが、この池(以下の写真)には人面魚がいるという噂があります。[人面魚・・・人の顔をしたような魚]
小さい頃、人面魚がみたくてよく訪れたのを思い出します。皆さんも訪れた際には探してみてくださいね!
それでは、徳川家康公にはおもしろい昔話があるのでここでひとつご紹介。
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【小豆餅と銭取】
三方原合戦で敗戦した家康軍は、逃げる途中、空腹に耐えかね、1軒の茶屋へ立ち寄り、そこで小豆餅をおいしくいただいていました。そこへ追ってきたのは武田軍。
家康軍は、あわてふためき代金を払わず茶屋をとびだしました。驚いた茶屋のおばあさんは、数キロ先まで追いかけてきて、ついにお金をもらうことに成功したそうです。
そんなことから、この茶屋があった場所を「小豆餅」おばあさんが代金を受け取った場所を「銭取(ぜにとり)」とよばれるようになりました。
こんな数キロも走ったってウソでしょ!?とお思いでしょうが、エイプリルフールだからではありません。
昔話としてしっかりと残っているお話のひとつです。面白いですよね。
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昔話ももっとお話できたらよいのですが、かなり長くなってしまうのでまたの機会に。
桜満開の浜松城を出た後には、日本一の生産高を誇るガーベラの花摘み体験。
今ではカリスマ農家として名が知られている牧田さんのところで1人5本の花摘み体験です。
まずはガーベラのいろいろなお話をしてくれてみなさん興味深々。冬なら1ヶ月。今の季節でも2週間は持ちますよ~なんて言われたら女性の方は必死です(笑)
思い思いの花を撰び摘み取った後はひとつに束ねてくれて楽しいひとときの思い出と一緒にバスへ。
・・・とそこに牧田さんがバスに乗り込んできました。手にはピンク色のガーベラの花束を持って・・・。何かしら???
なんと、本日のお客様の中に、昨日88歳のお誕生日を迎えられた方がいて、それを聞いて慌てて準備してくださったそうです。(写真は突然のことに構えきれずバスの中なので暗くなってしまいました*)
「いつまでもお若く、ガーベラのように強くいてくださいね。」と牧田さん。
「生きていたらまた来年もきます。」とのお言葉に、農家の牧田さんも「待ってるよ~」と、とても嬉しそうでした。
このお客様は毎年かんざんじ温泉に泊まりに来てくださっていて、「遠州道中膝栗毛」に参加するのも2回目だそうです。
来年も同じ日にお会いできることを楽しみに、これからも頑張ろうと思った出会いでした。
浜松城の満開の桜が楽しめるのは4月8日まで。
まだご予約されていないお客様も是非ご参加くださいませ。お待ちしております。